- October 3, 2006
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ライバル企業の社名を利用したキーワード広告はOK−−米地裁でGoogleが勝訴
グーグルのキーワード広告のあり方に対しては世界各地で訴訟が起きているが、米国でライバル企業の社名をキーワードとして購入し、ライバル企業の社名が検索されると、検索結果の隣のキーワード広告エリアに自社の広告を出すことは合法との判決が出た。
グーグルを訴えたのはコンピュータ修理会社のレスキューコム(Rescuecom)。社名は商標であり、グーグルは商標に「タダ乗り」して収益を上げていると、訴えていた。
ちょっと驚きの判決だ。ライバル企業の社名をキーワードとして購入がOKだとすると、ユーザーがソニーを検索したら松下の広告が出す、トヨタを検索したら日産の広告が出すようにできる。大手はともかく、中堅クラスの企業にとっては打撃かもしれない。大手企業が将来伸びそうな中堅の競合企業の名を買い取ってしまい、その企業名の検索結果の隣に、自社サイトに誘導する広告を出せる。
米国では今回勝訴したが、同様の訴訟でも対ルイ・ヴィトンではフランスで敗訴している。ブランドが命の企業にとっては、ブランド名のキーワードとして販売され、乱用された場合、打撃は大きい。一概にグーグルのキーワード広告が支持されているわけではない。
今回問われているのはキーワード広告というグーグルのビジネスモデルの責任だ。大手企業の場合、数千、数万というキーワードを購入しているといわれる。もし、ライバル企業のキーワードは売ってはいけないという判決になれば、グーグルはキーワードを販売する際に、チェックする必要がある。
グーグルに責任がないとすると、キーワードを購入した企業から事業を妨害された場合、妨害された側の企業はキーワードを購入した企業を訴えればよいのだろうか。「キーワード売り」という新しいジャンルの広告が生み出した問題だが、有力なマーケティング手段となっているだけに、影響は大きい。


